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2026年10月24日

アルミフェンスとメッシュフェンス、今井の住宅地で選び分ける判断軸

 

この記事でわかること

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2種類の構造と価格差の理由
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錆びと色あせの進み方の違い
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面ごとに変える使い分けの基準

今井でフェンスを検討していると、アルミとメッシュのどちらを選ぶべきか迷う場面が出てきます。両者を分ける基準は見た目の好みではなく、その面にどの役割を持たせるかという点にあります。境界を示すだけで足りるのか、外観の一部として見せたいのかで答えは変わります。全周を同じ種類でそろえる必要もなく、面ごとに使い分けたほうが費用も納まりも合理的です。本記事では、構造の違いから価格差の理由、腐食の進み方、基礎の仕様までを順に比べます。読み終えるころには、どの面に何を使うかを根拠を持って決められるようになります。

1. アルミフェンスが選ばれる理由

アルミフェンスが支持される理由は、見た目の質と錆びない性質の2点に集約されます。アルミは表面に薄い酸化の膜を作り、内部まで腐食が進みにくい金属です。この性質により、屋外で20年近く使っても穴が開くような劣化は起こりません。形材を組み合わせる構造のため、縦格子や横格子といった意匠も自由に選べます。建物のサッシと同系色でそろえれば、外観にまとまりが生まれます。相談の現場で多いのは、道路から見える面だけアルミを選ぶ判断です。人目に触れる区間へ費用を集中させ、見えない面は別の種類にする組み立てになります。重量が軽い点も利点で、支柱への負担が小さく済みます。一方で価格はメッシュより高く、同じ長さで比べると差がはっきり出ます。色数も豊富で、木調を再現した製品まで選択肢に入ります。取り付けの部品も専用品がそろい、コーナーや傾斜地への対応もしやすくなっています。段差のある境界でも、階段状に高さを変える納まりが選べます。見た目を重視する面には、アルミを選ぶ判断が結果的に満足度へつながります。

意匠と建物との調和

意匠の面では、格子の向きと間隔で印象が変わります。縦格子はすっきりと見え、視線が上下に抜けるため圧迫感が出にくくなります。横格子は落ち着いた印象を作り、和風の建物にも合わせやすい形です。サッシと同じ色を選ぶと、外観全体が一体に見えます。門扉と同じシリーズでそろえる方法も、統一感を出す手段として有効です。格子の間隔が狭い製品ほど、視線は通りにくく価格も上がります。色見本は屋外の光で確認し、建物の外壁に当てて選んでください。

錆びない素材という安心

アルミの利点は、傷が付いても内部まで腐食しない点にあります。鉄であれば傷から錆びが広がりますが、アルミは表面で腐食が止まります。塗装の色あせは起こるものの、構造としての強度は長く保たれます。年1回の水洗いだけで、汚れの蓄積も防げます。海に近い地域でなくとも、この耐候性は長期で効いてきます。軽さも利点で、支柱1本あたりが受け持つ重量が小さく収まります。手入れの手間を減らしたい方に向いた素材といえます。

意匠の自由度:縦格子と横格子を選べ、サッシと色をそろえると外観が整います。
耐候性:傷が付いても内部まで腐食しないため、手入れが軽く済みます。
配分の考え方:道路から見える面に絞って使うと、費用と効果が釣り合います。

参考文献 :エクステリアと調和する外構工事デザインのコツ

2. メッシュフェンスが持つ実用性

メッシュフェンスの価値は、費用の軽さと風を通す構造にあります。細い線材を格子状に溶接した造りで、材料の量が少なく単価が抑えられます。同じ長さを囲う場合、アルミ形材と比べて費用は半分以下に収まる場合もあります。線材の間が開いているため、風はほとんど抵抗を受けずに通り抜けます。この性質により、強風でも面全体が押される力が小さく済みます。日照を遮らない点も利点で、隣地側に置いても互いの庭が暗くなりません。相談の現場では、建物の裏側や隣地との境界にメッシュを選ぶ判断が主流になっています。人目に触れにくい面では、意匠より実用が優先されるためです。一方で視線は通るため、目隠しの役割は期待できません。線材の色は落ち着いた濃緑や灰色が多く、植栽の背景としてもなじみます。取り付けの自由度も高く、傾斜地では段差を付けずに斜めへ張る納まりも可能です。地面に沿って設置できるため、造成前の土地でも扱いやすくなります。境界を明示する目的なら、メッシュで十分に役割を果たします。

費用を抑えて境界を示す

費用の軽さは、材料と施工の両面から生まれます。線材を溶接した板状の部材は軽く、運搬も取り付けも短時間で終わります。1枚あたりの重量が小さいため、職人1人でも作業が進みます。長い距離を囲う場合ほど、この差は総額に大きく響きます。境界の全周が30mを超えるような敷地では、選択の第一候補になります。浮いた費用を目隠しが必要な区間へ回す組み立ても選べます。予算の配分を考えるうえで、有力な選択肢として検討してください。

風と光を通す構造

風を通す構造は、支柱と基礎への負担を軽くします。面で風を受けないため、台風の際にも倒れる心配が小さくなります。光も通すため、フェンス沿いに植えた草花が日照不足になりません。つる性の植物を絡ませる使い方もでき、数年で緑の壁に育てられます。冬季は雪が吹き抜けるため、面に沿った吹き溜まりも起こりにくくなります。敷地の見通しが確保されるため、防犯の面でも死角を作りません。実用の面では、この通気性が最も大きな利点です。

費用の軽さ:材料と施工の両面で、長い距離ほど差が出ます。
通気と採光:風を受けず光も通すため、植物との相性も良好です。
向いている面:人目に触れにくい裏側や、隣地との境界に適します。

3. 強度と価格の関係

価格の差は、使う材料の量と加工の手間から生まれます。アルミ形材は押し出し成形された部材を組み立てるため、1枚あたりの材料が多く必要です。メッシュは細い線材を溶接するだけで面を作れるため、材料も工程も少なく収まります。ここで注意したいのは、価格が安いことと弱いことは同じ意味ではないという点です。メッシュは風を受け流す構造のため、面としての強度は必要十分に確保されています。むしろ人がもたれた際の変形については、線材のしなやかさが働きます。相談の現場でよく聞かれるのは、どちらが丈夫なのかという質問です。答えは用途によって変わり、受ける力の種類が異なるためです。風にはメッシュが強く、局所的な衝撃にはアルミ形材が耐えます。価格だけで判断せず、その面にかかる力を想像してみてください。設置後の使われ方も判断に関わり、自転車を立てかける面では衝撃への強さが要ります。駐輪する位置が決まっているなら、その区間だけ仕様を上げる方法もあります。仕様書には耐風圧の数値が記載されており、同じ条件で比べる材料になります。

価格差が生まれる要因

要因は、材料費と部材の点数に整理できます。アルミ形材は複数の部品を組み合わせるため、部品点数が多くなります。表面処理の工程も加わり、その分が価格に反映されます。意匠性の高い製品ほど、加工の手間は増えていきます。見積では材料費と施工費を分けて記載してもらうと、差の内訳が見えてきます。支柱の本数も価格に影響し、間隔が狭い仕様ほど本数は増えます。同じ長さで2種類の見積を並べると、判断の材料がそろいます。

変形したときの直しやすさ

直しやすさでは、1枚単位で交換できるかが分かれ目になります。メッシュは規格の寸法で流通しており、破損した1枚だけを取り替えられます。アルミ形材も交換は可能ですが、廃番になっていると同じ意匠が手に入りません。予備を1枚保管しておくと、将来の補修で困りません。製品の生産年を控えておくと、後の問い合わせで型番を特定しやすくなります。車が当たるおそれのある位置には、交換しやすい仕様を選ぶ判断も有効です。

比較項目 アルミフェンス メッシュフェンス
価格 部材が多く高め 材料が少なく抑えやすい
風の受け方 格子の隙間で受け流す ほとんど抵抗を受けない
意匠 色と格子の選択肢が多い 実用的で選択肢は限られる
補修 廃番だと同じ意匠が難しい 規格品で1枚から交換可能

4. 今井の敷地で境界に必要な機能

境界に置くフェンスには、位置を示す、入られない、見られないという3つの機能があります。どれが必要かは面ごとに異なり、すべてを1種類で満たす必要はありません。位置を示すだけなら、高さ60cmほどの低いフェンスでも用は足ります。入られない状態を作るには、またぎにくい高さと足を掛けにくい形状が要ります。見られない状態にするには、面を塞ぐ仕様が必要になります。今井のように区画が整った住宅地では、隣家との距離が一定に保たれています。この条件では、隣地側は位置を示す機能だけで足りる場面が多くなります。相談の現場で無駄が生じやすいのは、全周に同じ高さと仕様を回した計画です。必要のない面まで塞ぐと、費用が増えるうえに風通しも悪くなります。犬を飼う家庭では、足元の隙間を塞ぐ機能が加わる場合もあります。求める機能の数が増えるほど、その面の費用は上がっていきます。まずは敷地の4面を書き出し、それぞれに必要な機能を1つずつ当てはめてください。この作業を終えれば、どの面に何を選ぶかはほぼ自動的に決まります。

境界を示すという役割

境界の明示は、後の行き違いを防ぐ働きを持ちます。線が見えていれば、駐輪や物置の設置で越境が起こりにくくなります。落ち葉や枝の管理についても、責任の範囲がはっきりします。境界標を確認したうえで、その内側に支柱を立てる納まりが基本です。設置の前に隣家へ位置と高さを伝えておくと、関係も円滑に保てます。境界標が見当たらない場合は、測量の記録を確認する必要があります。工事の記録として、施工前後の写真を残しておく方法も役立ちます。

越境や侵入を防ぐ働き

侵入を防ぐ働きは、高さと足掛かりの有無で決まります。またぐには高すぎ、登るには手掛かりがない形状が効果を持ちます。メッシュは網目に足が掛かるため、この点ではアルミの縦格子が有利です。高さ1.2m以上を確保すると、簡単にはまたげない状態になります。人が通り抜ける可能性のある区間では、この条件を優先してください。足元に段差がある区間では、実際の高さが低くなる点も確認します。植栽を組み合わせると、物理的な抵抗をさらに増やせます。

位置を示す:高さ60cmでも役割は果たし、越境の予防につながります。
入られない:高さ1.2m以上と、足を掛けにくい形状で成立します。
見られない:面を塞ぐ仕様が要り、必要な区間だけに絞って使います。

参考ページ:ペットや子どもが安心して遊べるガーデンフェンスの選び方

5. 目隠しフェンスとの併用という発想

3種類を組み合わせる考え方は、費用と効果を最も釣り合わせる方法です。視線を切りたい区間だけ目隠しの仕様にし、他はメッシュで囲う構成が代表例になります。窓の正面や庭で過ごす場所の周囲だけなら、必要な長さは全周の3割ほどに収まります。残りをメッシュにすれば、総額は大きく変わります。相談の現場で満足度が高いのは、この使い分けを図面で整理した計画です。1種類で統一する必要はないという前提に立つと、選択の幅は一気に広がります。ただし種類が変わる継ぎ目には、納まりの工夫が要ります。柱を共有できない場合、2本の柱が並んで立つ見た目になります。この点は事前に施工店へ確認し、詳細を図で示してもらう対応が有効です。上下で仕様を分ける方法もあり、下を目隠し、上を格子にする組み方が選べます。工事の順序としては、種類が変わる区間も一度の工程でまとめて施工できます。同じ日に仕上げることで、支柱の位置合わせも正確に進みます。役割ごとに仕様を割り当て、面の単位で最適化を進めてください。

区間ごとに種類を変える

区間の分け方は、視線の向きと人目の有無で決めます。道路から見える面はアルミ、庭で過ごす場所の周囲は目隠し、残りはメッシュという配分が扱いやすい形です。色を統一しておけば、種類が違っても違和感は生じません。同じメーカーで選ぶと、色の呼び方も共通で照合しやすくなります。植栽を切り替え位置に置くと、種類の違いがさらに目立たなくなります。切り替えの位置は、建物の角や門柱に合わせると自然に納まります。

上下で仕様を分ける方法

上下の分け方は、下を塞いで上を開ける構成が基本です。下側の1mを板張りにすれば、座った視線と足元は隠れます。上側を格子にすると、風と光が通り閉塞感も抑えられます。同じ支柱で2種類を取り付けられる製品を選ぶと、納まりも整います。上下の色を変える方法もあり、下を濃く上を淡くすると軽やかに見えます。対応する組み合わせは決まっているため、仕様書で確認してください。

組み合わせの型

道路側:外観に関わるため、意匠を選べるアルミを配します。
庭の周囲:視線を切る区間だけ、目隠しの仕様を採用します。
その他の面:境界の明示で足りるため、メッシュで費用を抑えます。

6. 腐食と色あせの進み方の違い

経年の変化は、素材の芯に何を使っているかで分かれます。アルミは芯まで同じ金属のため、傷が付いても錆びが内部へ進みません。メッシュの芯はスチールで、表面の亜鉛めっきと樹脂の被覆で守られています。この被覆が傷つくと、そこから錆びが始まる可能性が生まれます。特に注意したいのは、現場で長さを調整するために切断した部分です。切断面の処理が甘いと、数年で赤い錆びが出てきます。相談の現場では、10年ほど経った現場で線材の端が錆びていた例も見られます。色あせについては両者とも起こり、日射の強い南面ほど早く進みます。濃い色ほど退色が目立つ点は、どちらの素材でも共通です。定期的な水洗いは、どちらの寿命を延ばすうえでも有効な手入れになります。設置場所の環境も影響し、水がかかりやすい位置では劣化が早く進みます。散水栓のそばや雨だれの落ちる位置は、点検の優先度が高い箇所です。設置の際は、切断面の補修が仕様に含まれているかを確認してください。

アルミの表面処理と経年

アルミの表面には、陽極酸化処理か焼付塗装が施されています。前者は金属の質感を残し、後者は色の幅が広く選べます。どちらも屋外での耐候性を高める処理で、10年単位で色を保ちます。白い粉が浮く現象が出た場合は、塗膜が劣化した合図になります。研磨剤入りの洗剤は表面を傷めるため、使用は避けます。柔らかい布で拭き取り、必要なら補修用の塗料で対応してください。

メッシュの被覆と傷

メッシュの弱点は、被覆が破れた箇所に集中します。草刈り機の刃が当たる足元は、特に傷が付きやすい部分です。自転車のペダルやタイヤが接触する位置も、確認しておきたい箇所になります。傷を見つけたら補修塗料を塗るだけで、進行はほぼ止まります。草刈りの際は、フェンス際だけ手作業に切り替える配慮も有効です。年1回、足元を中心に見て回る習慣を持ってください。

項目 アルミフェンス メッシュフェンス
芯の素材 アルミで芯まで同じ スチールに被覆
傷への強さ 内部まで進まない 傷から錆びが始まる
要注意の箇所 塗膜の劣化と白い粉 切断面と足元の被覆
手入れ 年1回の水洗い 水洗いと傷の補修

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7. 設置に必要な基礎の仕様

フェンスの寿命を決めるのは、地面の下にある支柱の固定です。見える部分がどれほど良い製品でも、支える側が弱ければ数年で傾きます。固定の方法は主に2つで、地面へ独立基礎を作る方式とブロックへ差し込む方式があります。独立基礎では、掘った穴に支柱を立ててコンクリートを流し込みます。ブロックの上に立てる場合は、あらかじめ設けられた穴へ支柱を挿してモルタルで固めます。相談の現場でよく見るのは、ブロックの穴の位置と支柱の間隔が合っていない例です。この場合、ブロックを一部切り欠く作業が加わります。ブロックとフェンスは同じ会社に依頼すると、寸法の調整が現場で完結します。基礎の深さは製品ごとに指定があり、これを下回ると耐風の性能が出ません。工期は延長20mほどであれば、1日から2日で完了する規模に収まります。コンクリートの養生が入る場合は、その日数も工程に加わります。見積書では、基礎の数量と寸法が明記されているかを確認してください。

独立基礎とブロック上の違い

2つの方式は、地面の状態によって選び分けます。土のままの境界なら、独立基礎で支柱ごとに固める方法が確実です。既にブロックが積まれている場合は、その穴を利用する方式が費用を抑えられます。ブロックの状態が悪ければ、上に載せる計画そのものを見直す必要があります。穴の径と支柱の太さが合うかも、事前の確認が必要です。既存を使う場合は、ひび割れや傾きの有無を先に確かめてください。

支柱の間隔と根入れ

支柱の間隔は、製品ごとに定められた寸法に従います。多くの製品では2m前後が標準で、面の高い仕様ほど狭くなります。根入れの深さも指定があり、高さ1.2mの製品なら40cm前後が目安です。端の支柱には力が集中するため、基礎を大きくする指定もあります。傾斜地では基礎の深さが場所ごとに変わるため、図面での指定が要ります。施工中に穴の寸法を写真で残してもらうと、後の確認ができます。

固定の方式:土なら独立基礎、既存ブロックがあれば穴へ差し込む方式を選びます。
寸法の確認:支柱の間隔と根入れの深さを、仕様書で照合します。
発注の工夫:ブロックとフェンスを同じ会社に任せ、寸法の調整を任せます。

注意

メッシュフェンスを現場で切り詰めた場合、切断面の錆び止め処理が欠かせません。処理を省くと、その部分から数年で腐食が始まります。端部にキャップを付ける仕様もあるため、加工が生じる区間の納まりを施工店へ確認しておいてください。

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8. 高さの制限と安全性

高さを決める際に働くのは、風の力と製品ごとの上限という2つの条件です。フェンスは高くなるほど風を受ける面積が増え、支柱と基礎への負担も比例して大きくなります。そのため製品には設定できる高さの上限があり、これを超える使い方はできません。メッシュは風を通す構造のため、比較的高い寸法まで対応できます。面を塞ぐ仕様ほど上限は低くなり、必要に応じて支柱を太くする指定が加わります。相談の現場でよくあるのは、ブロックの上に高いフェンスを載せたいという要望です。この場合はブロックの高さも合計に含まれ、全体としての条件が変わります。安全性の面では、倒れた際に人が下敷きになる危険を避ける設計が前提です。子どもの通学路に面した区間では、この点への配慮が特に求められます。高さは見た目ではなく、風と安全の条件から決まる数値です。既存の設置例を見る方法も有効で、近隣の高さを歩いて確かめられます。周囲と極端に違う高さは、景観の面でも浮いて見えます。仕様書の上限を確認したうえで、必要な高さの根拠を施工店と共有してください。

風圧と高さの関係

風の力は、受ける面積に比例して増えます。高さが2倍になれば、同じ長さでも受ける力はおよそ2倍になります。この力は支柱を通じて基礎へ伝わり、根元に最も大きな負担がかかります。面を塞ぐ仕様ほど風を受けるため、上限の高さは低く設定されています。支柱を太くする仕様を選べば、同じ高さでも余裕が生まれます。周囲に遮るもののない敷地では、1段低い高さを選ぶ判断も有効です。

よじ登りにくさという観点

安全の観点では、登れてしまう形状を避ける視点が要ります。横方向の桟が等間隔に並ぶ形は、はしごのように足が掛かります。メッシュも網目に足先が入るため、子どもが登る可能性を想定しておきます。縦格子の仕様は足を掛ける場所が少なく、この点で優れています。近くに置く物も足場になるため、室外機や物置の位置にも配慮します。落下すると危険な高低差がある場所では、特に形状を確認してください。

9. 道路側と隣地側で変える考え方

面ごとに仕様を変える判断は、見られる面と見られない面という区別から始まります。道路側は不特定多数の目に触れ、建物の印象を左右する位置にあります。ここには意匠を選べるアルミを配し、色を建物と合わせる価値があります。隣地側は互いの生活が接する面で、求められるのは境界の明示と通気です。この条件ならメッシュで足り、費用も抑えられます。相談の現場では、隣家が既にフェンスを設置している場合の相談もよく寄せられます。境界上に相手の設備がある場合、二重に設ける必要があるかを確認します。不要な重複を避けることで、費用と敷地の両方を節約できます。裏側の面についても、人が入れる経路があるかで仕様が変わります。通り抜けができる区間なら、高さを確保する判断が必要です。駐車場に面する区間では、車の当たりやすい高さに配慮する必要もあります。バンパーの高さに横桟が来る仕様は、傷が付きやすい組み合わせです。4つの面それぞれに、条件と仕様の対応を書き出してみてください。

道路側に求められる見え方

道路側で問われるのは、建物と一体に見えるかという点です。門柱や表札と同じ系統の色でまとめると、全体の印象が整います。高さは低めに抑え、圧迫感を出さない構成が住宅地には合います。高さ80cmから120cmの範囲が、境界の明示と開放感を両立させる寸法です。郵便受けの位置とも干渉しないよう、門まわりの納まりを確認します。道路から自宅を見た写真を撮り、完成後の姿を想像してみてください。

隣地側で優先される条件

隣地側で重視されるのは、通風と互いの日照を妨げない点です。面を塞ぐ仕様を全長に回すと、両家の庭が暗く風も滞ります。窓が向かい合う区間だけを目隠しにし、他はメッシュにする分け方が現実的です。設置前の一声があるだけで、後の関係は大きく変わります。土地の高低差がある場合、低い側からの見え方も併せて説明します。工事の日程と高さを伝え、了解を得てから着手してください。

道路側:意匠を優先し、高さ80cmから120cmで開放感を保ちます。
隣地側:通風と日照を妨げない仕様を選び、必要な区間だけ塞ぎます。
重複の確認:隣家の設備が境界上にある場合、二重に設けないよう調整します。

10. 役割から選ぶ境界の答え

最終的な結論として、製品名ではなく役割から選ぶという進め方をおすすめします。アルミとメッシュは優劣の関係ではなく、担う役割が異なる部材です。見せる面にはアルミ、囲う面にはメッシュ、隠す面には目隠しという割り当てが基本になります。この整理ができていれば、カタログを開いた時点で候補は絞られています。相談の現場で判断が長引くのは、1種類で全部をまかなおうとする場合です。すべての条件を満たす製品は存在せず、どこかで妥協が生じます。面ごとに割り当てれば、それぞれの面で最適な選択ができます。2026年現在は組み合わせに対応した製品も増え、色や高さをそろえやすくなりました。見積は面ごとに分けて提示してもらうと、削る判断も容易になります。施工の時期も判断に関わり、建物の工事と同時に進めると足場の制約を受けます。引き渡し後に着工する計画なら、資材の置き場も確保しやすくなります。敷地図に役割を書き込み、面と仕様の対応表を1枚作ってから相談へ進んでください。

3つの役割で仕分ける

仕分けの作業は、面ごとに1つの役割を割り当てるだけで終わります。示す、防ぐ、隠すという3語のどれかを、4面それぞれに書き込みます。複数の役割が必要な面では、優先度の高いほうを選びます。役割が決まれば仕様も決まるため、迷う時間が大きく減ります。将来の変更が想定される面には、交換しやすい仕様を選んでおきます。この表を打ち合わせに持参すると、提案の精度も上がります。

見積で確認する項目

見積では、製品名と数量と基礎の仕様を確認します。フェンスの型番、高さ、色、必要な枚数が記載されているかを見ます。支柱の本数と基礎の寸法が別項目になっていれば、内容の比較もしやすくなります。端部の部材や切断の加工費も、含まれているかを確かめてください。既存の撤去費がある場合も、別項目で記載されているかを見ます。不明な項目は契約前に質問し、書面で回答を受け取る対応が確実です。

選定の3ステップ

役割の割り当て:4面それぞれに、示す、防ぐ、隠すのいずれかを書きます。
仕様の選定:役割に応じて、アルミとメッシュを割り当てます。
見積の照合:型番と数量、基礎の寸法が面ごとに記載されているか確認します。

面ごとの役割で決めればフェンス選びは迷いません

今井でフェンスを選ぶ場合、面ごとの役割から仕様を割り当てる進め方が最も無駄がありません。アルミとメッシュは優劣ではなく役割の違いであり、組み合わせて使う前提で考えます。まずは敷地図の4面に役割を1語ずつ書き込み、対応表を作るところから始めてください。

選び分け:見せる面はアルミ、囲う面はメッシュで費用を抑えます。
維持の要点:メッシュは切断面と足元の傷を年1回点検します。
施工の確認:支柱の間隔と基礎の寸法を見積で照合します。

アルミフェンスとメッシュフェンスに関するよくある質問

Q
アルミとメッシュはどちらが丈夫ですか

A. 受ける力の種類が違うため、一概には比べられません。

風にはメッシュが強く、局所的な衝撃にはアルミ形材が耐える傾向にあります。

Q
2種類を組み合わせても見た目は整いますか

A. 色をそろえ、切り替えを建物の角に合わせれば自然に納まります。

同じメーカーで選ぶと色の呼び方も共通で、照合の手間が少なく済みます。

Q
メッシュフェンスは錆びませんか

A. 芯がスチールのため、被覆が傷つくと錆びます。

切断面の処理と、足元の傷を見つけた際の補修で進行はほぼ止められます。

Q
既存のブロックの上に設置できますか

A. ブロックの状態と穴の位置が条件に合えば設置できます。

ひび割れや傾きがある場合は、上に載せる計画そのものを見直します。

参考:ガーデンフェンスでプライバシーを守るデザインアイデア

FOURSIDE Team

「庭から始まる、 家族の新しい物語」

長野県松本市を中心に地域に根ざした外構・エクス テリアのデザイン・施工を実施。 庭を単なる 「家の 「外側」ではなく、 家族の笑顔を育み、 四季の移ろい を感じる「もう一つのリビング」 と考えています。 お客様一人ひとりのライフスタイルに寄り添い、 住まいの価値をさらに高める空間をプロデュース します。

  • 会社名 :株式会社エムズファクトリー
  • 創 業 :2014年4月1日
  • 代表者 :百瀬 貴宏
  • 会社HP:https://msfactory-garden.com/
  • 所在地 :〒390-1131 長野県松本市大字今井6961-1
  • 事 業 :外構工事一式、 エクステリア設計・施工、 造園、 塗装、リフォーム、 設備工事、造成工事、 害虫ブロック

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